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院長のよもやま話

 

コーヒーと乳がんについて

投稿日:2014年12月18日

コーヒー摂取で肝がんなどが減るという報告が。乳がんはどうなのか

最近、米国の一流医学誌に「コーヒー摂取で一般死亡率が低下する」と報告がありました。(NEJM2012.5)。「因果関係については判断できない」とのことですが、13年間数十万人が参加した調査結果だけにインパクトがあります。コーヒーについては2型糖尿病やパーキンソン病を減らす、肝がんや前立腺がんを減らすなどの報告も相次いでいます。その主な原因としてコーヒーに含まれる抗酸化物質が挙げられていますが、乳がんではどうでしょうか?
一番新しいスウェーデンの症例対照研究によれば、コーヒー摂取でどの種類の乳がんも低下傾向があり、とくにエストロゲン受容体陰性では1日5杯のコーヒーで53%の乳がん減少がみられました(Breast Cancer Res2012.5)。米国の看護師6万7000人の前向き研究で子宮体部がんについても、1日4杯以上コーヒー摂取すると1杯未満の女性に比べてがんリスクが25%減少するとの報告もあります(Cancer Prev2011,11)。コーヒーと女性ホルモンとの関連も考えられる結果だと思います。ただし、1日200mg以上のカフェイン摂取は白人ではむしろ上昇させたとの報告(Am J Clin Nutr2012.2)もあり、人種による感受性の違いを考慮した研究が望まれます。
コーヒーを飲みすぎると乳がんが増えるという報告もあります。米国医療職女性約4万人の研究で、全体としてコーヒー摂取量と乳がんに相関はなかったものの、乳房の良性疾患がある場合、5杯以上摂取すると1杯未満に比べてホルモン受容体陰性乳がんが68%増加するというものです(Arch Intern Med2008.10)。これらの研究は対象、研究方法も違うため、単純に比較することはできないのですが、結論は出ていないと考えられています。いまのところ、コーヒーは1日2、3杯くらいが適量といえるのではないでしょうか。
 

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